PDF の圧縮 - 参照されていないオブジェクトの圧縮

参照されていないオブジェクトの圧縮

この圧縮モードでは、PDF に表示されなくなった余分な 0 と 1 だけが削除されますが、これによってドキュメントのサイズが肥大化し、 ファイル整理作業の妨げになることがよくあります。

PDF 内の参照されていないオブジェクトとは何ですか?

PDFファイルは、テキスト、画像、フォントなどを含む一連のオブジェクトで構成されています。これらのオブジェクトは通常、相互参照テーブルを使用して構造化されており、 PDFリーダーソフトウェアがこれらのオブジェクトを効率的に見つけてアクセスするのに役立ちます。しかし、PDFドキュメントの編集や操作（ページの削除、コンテンツの変更など）中に、元々ドキュメントの一部であった特定のオブジェクトが不要になることがあります。編集プロセスでこれらのオブジェクトが適切にクリーンアップされない場合、ユーザーが気付かないうちにファイル内に残ってしまう可能性があります。

参照されていないオブジェクトが問題となるのはなぜですか?

主な理由は、これらの情報がPDFファイルのサイズの大部分を占めてしまうにもかかわらず、何の役にも立たない（あるいはそもそも目に見えない）ことが多いためです。場合によっては、これらの参照されていない情報には機密データ（PDFメタデータなど）が含まれていることもあり、注意を怠るとハッカーに簡単に盗まれてしまう可能性があります。そのため、潜在的な PDFセキュリティの懸念事項となる可能性があります。

MobiPDF で余分なファイルデータを消去する方法

PDF から参照されていないオブジェクトを削除するには、すべての画像オプションのチェックを外した状態で圧縮ツールを実行し、「適用」をクリックしてファイルをクリーンアップします。

圧縮が完了すると、ファイルがどれだけ小さくなったかが表示され、圧縮版を新しいPDFとして保存するように促されます。MobiPDFのレポートにPDFのサイズが全く小さくなっていないと表示された場合は、PDFは最初から最適化されていることを意味します。そうでない場合は、ファイルの範囲と作成年数に応じて、通常は数キロバイトから数メガバイト程度の差が見られます。

ヒント: シンボルの上にカーソルを置くと、画像圧縮設定を最大限に活用するためのヒントが表示されます。